60 生後 11 か月の男児。ある日の朝、自宅でボタン型電池を飲み込んだ疑いがあり、 その日の午前中に外来を受診した。胸部エックス線撮影によって、ボタン型電池が 食道下部にあることが確認された。
行われる処置で適切なのはどれか。
- 背部の叩打
- 緩下薬の使用
- 催吐薬の使用
- 緊急摘出術の実施
クリックして回答を見る
4. 緊急摘出術の実施
ボタン電池が食道粘膜にふれると、電気分解によってアルカリ性の液体ができる。
これは非常に腐蝕性が高いため、接触している粘膜に短時間のうちに化学やけどを引き起こす。
迅速な処置が必要であるため、緩下薬や催吐薬の適用ではない。